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ISO22000(食品安全マネジメントシステム−フードチェーンの組織に対する要求事項)が2018年6月に改訂発行されました。2005年にISO 22000が発行されて以来初めての改訂となり、ISO規格に共通のISO上位構造 HLS及び共通テキストを適用して更新され、最新の食品安全の課題に合わせています。また、この改訂でFSSC22000との要求事項の差がほとんどなくなりほぼ同等となっているのが大きな特徴でしょう。この改定により、2021年6月19日に2005年度版の規格は廃止されるために、ISO22000:2005認証組織は、2021年6月19日までに2018年度版の規格に移行する必要があります。
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□ 10章からなる上位構造HLS適用による変更
ISO22000:2018はISOが策定した附属書SLの構造(10章)からなる上位構造(HLS)、同一の核となる本文及び共通の用語と定義を採用しています。附属書SLの適用は、同じ構造を持つ他のマネジメントシステムとFSMSとの統合を促進する役割を担います。以下は強化もしくは追加された要求事項になります。
・ ビジネスの状況と利害関係者
ビジネスの状況の体系的な決定と監視のため、ISO22000:2018では箇条4.1「外部及び内部の課題」、箇条4.2「利害関係者のニーズと期待」が追加されました。
・「リーダーシップ」及びマネジメントのコミットメントの重視の強化
ISO22000:2018では箇条5.1に、マネジメントシステムの有効性について積極艇に関与し説明責任を果たすための要求事項が含まれました。
・リスクマネジメント
ISO22000:2018の箇条6.1は、意図した成果を提供するためのマネジメントシステムの能力に影響しうるあらゆるリスクに取り組むための処置を決定し、考慮し、必要な場合に実施することを要求しています。
・ 目標及びパフォーマンスの評価の重視の強化
これらの変更は、箇条6.2と箇条9.1で確認することができます。
・コミュニケーション強化の要求事項
ISO22000:2018では箇条7.4に、何を、いつ、どのようにコミュニケーションを実施するかの決定を含む、コミュニケーションの「仕組み」についてさらに詳細に規定されました。
・PDCAサイクル
ISO22000:2018では、同時に運用される2つの独立したPDCAサイクル(マネジメントシステムのPDCAサイクルとHACCP原則をカバーするPDCAサイクル)を明確にしています。
・定義に関する重要な変更点
ISO22000:2018では、「危害(Harm)」は、「健康に悪影響(adverse health effect)」に置き換えられています。「保証(asuurance)」の使用は、食品安全の保証に基づいた消費者と食品との関係に焦点が当てられています。
・ 食品安全方針の伝達
ISO22000:2018では箇条5.2.2:従業員による食品安全方針の理解を促進するために、経営層に明確に要求してます。
・外部から提供されたプロセス、製品又はサービスの管理
ISO22000:2018では箇条7.1.6では、食品安全マネジメントシステム要求事項を満たすために、製品、プロセス及びサービスの供給者(アウトソースされたプロセスを含む)を管理し、関連する要求事項を適切に伝達する必要性について要求しています。
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